Nayaです
「吸血令嬢は魔刀を手に取る」1巻感想です~
落ちこぼれからの最強もの!
小林 湖底「吸血令嬢は魔刀を手に取る」電撃文庫,2024
作品概要
著・イラスト
著者:小林 湖底
イラスト:azuタロウ
出版社:KADOKAWA
レーベル:電撃文庫あらすじ
こことは違う世界「夜ノ郷」に住み、人間を自らの武器・夜煌刀に変異させる力を持つ者――ナイトログ。その代表者六人が集い、最後のひとりになるまで戦う「六花戦争」に巻き込まれた古刀逸夜は、瀕死の重傷を負ったところを参加者のひとりで落ちこぼれのナイトログ・夜凪ノアによって救われる。
小林 湖底「吸血令嬢は魔刀を手に取る」電撃文庫,2024
夜煌錬成によりノアの夜煌刀として生まれ変わった逸夜には、あらゆる傷を癒し身体能力を爆増させる驚異の力が備わっていた。折しも世間を騒がせる謎の連続失踪事件に巻き込まれた妹・湖昼の行方を追っている逸夜は、六花戦争の優勝者に与えられる「願いを叶える秘宝」を手に入れるため、ノアと共に戦いに身を投じてゆく――!!
ざっくり紹介
感想
世界
現実とは違う裏の世界「夜ノ郷(ナイトピア)」に住むナイトログと呼ばれる存在。ナイトログは人間を刀に変異させる「夜煌錬成」という能力を持っている。また変化させた刀にはそれぞれ固有の能力が宿る。その力で人間を刀に変化させ、ナイトログ同士で争う六花戦争が行われており、六花戦争で優勝した者にはなんでも願いが叶う秘宝が与えられる。そんな秘宝を手に入れ父親に自分を認めてもらうため、ノアも参加していた。しかし、ノアは今まで一度も夜煌錬成を成功させたことがない。そんなノアは六花戦争で生き残れるのか・・・
一方、現実世界の「昼ノ郷(デイトピア)」で生活する逸夜は行方不明になっている妹を探していた。そんな中六花戦争に巻き込まれ、成り行きでノアに夜煌錬成される。そして夜煌錬成された主人公には再生と身体強化の能力が宿る。この力で逸夜とノアは六花戦争をどう戦っていくのか・・・
ノア含む六花戦争の6人の参加者で秘宝を手にするのは誰か・・・
感想
全体進行は王道な感じで、面白かったです。
人間を刀に変異させる能力を成功させたことのない落ちこぼれのヒロインが、主人公と出会ったことで能力使用を初めて成功させる。また、初めて成功させて変異させた主人公の刀がぶっ壊れ能力を持っている。そんな力で六花戦争を戦っていく。
逸夜の刀の能力が優れているが故に、ノアから奪おうとする敵も出てくる。
キャラの数も少なすぎず多すぎずちょうどいいと感じました。
ノアのサポートをしてくれるキャラと六花戦争の参加者、ノアの父、逸夜、これくらいなら誰が何やってるのかわからなくならないのでちょうど良いです。
視点が逸夜視点とノア視点と切り替わりながら話が描かれているのですが、ノア視点のときもノアのセリフがですます調なのが可愛かったです。
事故に巻き込まれて死んだ逸夜の母の死の真相と、行へ不明になっていた逸夜の妹の行方が明らかになったところは鳥肌でした。
1巻で綺麗に謎も解けて終わったので良かったです。
ノアの気持ちは逸夜に向いていましたが、逸夜はそうでもないのか…?
二人のこれからの関係も気になるところです。
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