Nayaです
エイティシックス連合王国編の感想です。
めちゃくちゃ面白かった…!
面白さがエグい…!
作品概要
著・イラスト
著者:安里アサト
イラスト:しらび
メカニックデザイン:I-IV
出版社:KADOKAWA
レーベル:電撃文庫あらすじ
[Ep.4]
探しに来なさい――。
シンが聴いた〈レギオン〉開発者・ゼレーネと思しき呼び声。レーナたち『第86機動打撃群』は、その姿……白い斥候型が目撃されたという「ロア=グレキア連合王国」へと向かう。……だが。
それは生への侮辱か、死への冒涜か。
「連合王国」で行われている対〈レギオン〉戦略は、あの〈エイティシックス〉たちですら戦慄を覚えるほどの、常軌を逸したものであった。
極寒の森に潜む敵が。そして隣り合う「死、そのもの」が彼らを翻弄する――。
《連合王国編》突入のシリーズ第5巻!雪山に潜む怪物たちが、彼らに、笑みとともに問いかける。
安里アサト「86―エイティシックス―」電撃文庫,2018~2019
[Ep.5]
誇り高く戦い、そして死ぬ。
それが我らのさだめ。生への執着など、とうの昔に、はるか彼方に置いてきた。
……そう思っていた。そう信じていた。
だが戦場へ臨み、潰され、壊され、朽ちることを良しとする〈シリン〉達の姿は、「エイティシックス」である彼らの目指す生き方が、只の狂気であると蔑む。
生きる意味とは何か。苦悩するシン。シンを理解しようと心を砕くレーナ。
だがその想いは不格好にすれ違ったまま――連合王国の命運をかけた「竜牙大山攻略作戦」の火蓋が、無情にも切って落とされる……!
『連合王国編』完結のEp.6!
戦わねば、生き残れない。だが戦えば生きられるわけでは、ない。
ざっくり紹介
感想
連合王国編やばいです
めちゃくちゃ面白かった…!
4巻で出てきた新型レギオン(=高機動型)とその指揮官機(=無慈悲なる女王)を撃破,鹵獲するために連合王国にて共同作戦が行われるのですが、連合王国のシリンという兵器がやばい
(ネタバレになるのでここでの詳細は控えます)
連合王国のリシンを作った王子、ヴィーカがかなり良いキャラ
頭ぶっ飛んでるけど、芯はとらえていて、超優秀なキャラ大好きなんです
シンとレーナのことについても自然な感じに背中押してあげてるし
ヴィーカの側近レルヒェの見た目も喋り方も好きです
今回はシンだけでなくレーナも無茶な作戦をしててひやひやしました
あまり目立たないけどシデンもかなり手練れですね!
I-IVさんのデザインめっちゃ良いですね!
高機動型かっこよくないですか!個人的にかなり好きです
ついにレーナとシンの関係に進展が!?
作戦中、レルヒェやレーナに様々なことを言われ、自分の未来について苦悩するシン
自分にはその資格がない、そばにいると傷つけてしまう、とレーナと距離を縮めようとしないシンだったが、徐々に86区で削ぎ落してきたものを取り戻そうと、覚悟するシンもよかったです
最後のシンとレーナが並んで歩く挿絵が良すぎました
シンの隣のレーナの笑顔最高…!
連合王国編アニメで見たいなぁ
連合王国の兵器であるシリン
その正体は過去戦死した人間の脳をスキャンし、再利用して作った人型の兵器であった
人の形をしているが人ではないため、犠牲を前提としていて、死ぬ(壊れる)ことに何のためらいもない、笑いながら死んでいく、そんな存在
攻城戦のシリンたちは自ら破壊され足場となり城を攻める足掛かりとなったが、このシーンがまぁエグイいですね。中身は機械とはいえ、人間の少女の顔が転がり、積み重なっていたら普通にトラウマじゃないですか
ただシリン側がしっかり自分たちは兵器であって人間ではないと認識しており、それをシンたちにも話すところはよかったですね。しっかり線引きされてるというか、人間扱いされないようにしてある。だからと言って情が入らないのかといえばそうではないとは思いますが。
人間とは、人の見た目をした兵器とは、自分が未来に望むものは何か、死とは、生きているとは、、様々なことを考えさせれれる回でした
個人的には非人道的なシーンやシリアスもの大好きなので、考えさせられるものがあってシリンの存在/運用については本当に面白いと思いました
86区で兵器扱いされていたエイティシックスたちは、同じ人の姿をした兵器であるシリンの戦いを見て、自分たちの誇りである戦い抜くその先にある未来と重ね、思い悩む
ここのシンをはじめとしたエイティシックスたちの抱えているものや戦場で戦う意味について苦悩しているところの心情が伝わってきて、ほんとにすごいと思いました。
過去を思い出せないんじゃない、未来を望めないんじゃない、
思い出したくない、望みたくないだけ、その気持ちを認め、レーナと距離を縮めていくのよかったです、ついに…!といったところです
鹵獲した無慈悲なる女王、レーナとシンの関係、まだまだ先が楽しみです!
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